親の威厳を守るために親父は深夜までHTML,CSSを学ぶ!

自由時間

「お父さん、平行パスがうまくいかないんだけど」とにわかに信じがたい質問が出て来た。「今なんと言った?平行パス?」と聞き返した。自宅でパソコンを必死に触っているガキがいる。中学三年生だ。7月にこのガキから恐るべきオファーがあった。「お父さんのMacBook Airを僕にください」といい交渉を続けるガキが真剣だ。その理由を聞いたら、「学校の授業でプログラミングがある。学校のパソコンで宿題をするのがいやだから自宅でやりたい。でも、お父さんのパソコンを借りるのがいやだから、2台あるうちの1台をくれというのだ。

メールで提出する学校の宿題

学校の宿題にプログラミングがある?今はそうなのか?と疑問が出てきた。ガキの学校の親に聞いてみらた本当だった。どの親も悩んでいる。親たちはプログラミングをやったことがない。学校の授業でやるのはHTML,CSSだ。夏休みの宿題は自分のホームページを作り担任までメールで提出するというものだ。「メールで宿題を提出する?」時代は変わった。というか、担任の先生のメールボックスのサイズは20GBでは足りるはずがない。「忘れました?」はもう過去のことだ。

恐るべき宿題は続くのだ。教科書はかなり本格的なのだ。手打ちでウエッブサイトを作る。そこで、担任の先生に「WordPressではダメでしょうか」と聞けと言ったら夏休みの宿題リストの注意書きで「WordPress、MTは不可」と記載がある。これは困ったよ。

夏休みに復習する親父の深夜勉強

業務の関係でHTML,CSSは勉強して来た。これが実に難しいのかというとそうでもない。ルールを覚えて打ち込んでいけば、誰でもできる。その時本屋で購入した教科書を引っ張り出して、親父が深夜まで勉強するのだ。そして、ガキに教える。このプログラミングの宿題は実に親泣かせの宿題だ。安倍内閣になってからプログラミング教育の必要性を重視して教育現場におろしたのだ。学校の先生達もついていけないと思う。

しかし、ガキどもの吸収力はすごい。私が3ヶ月かけてマスターした言語をいとも簡単に覚えるのだ。若さとはこんなにも違うものだろうか。親父が必死にやってガキに教えて、学校の授業でできたものから手をあげて先生が確認をする。ガキは1抜けで帰って来た。

「へーい!1番で抜けたぜ」と自慢げに帰ってくる横に睡眠不足の親父が寝ていた。

みなさま、真面目にやっておいたほうが、親の威厳を維持出来ますよ。

親父が苦労して勉強したのはこの本です。

 

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