日本のウイスキーは世界の例外

大江戸探検隊グルメ

日本のウイスキーは世界の例外

この琥珀色の魅惑的なお酒は
スコットランドのお酒。

日本人のウイスキーの飲み方は
世界の例外。

まず、スコットランドに行ったことが
ある人ならわかるだろう。

水割りで飲む人はいない。
ロックもない。

みんなストレート

マイフェアレディという映画を
見たことがある人。

花売り娘がキッカリング教授に
特訓されてパーティーに行く。

緊張したキッカリング教授は
階段下にあるウイスキーを
一気飲み。

ウイスキーはストレートでのみ
チェイサーが1パイントのビール。
まじで、酔っ払います。

必死にカウンターにつかまり
耐えていた学生時代。

ロンドンのキングスクロス駅から
エジンバラに向かいました。
スコットランドに行くと驚くのは
日本人は歓迎されること。

なぜか。

日本の酒造メーカーが大量に
ブレンド用の原酒を買ってくれているので
日本人とわかれば歓迎されます。

困ったことに現地は言葉は
ゲール語で英語とはイングランドの
言葉なんだと驚きつつも必死に会話に
参加する私。

中村俊介選手が歓迎されたのも
この背景があるから。

あと、不思議なのはスコットランド人は
クリスマスよりも元旦を大事にする国民。

なんか共通点があるよな。

ところで、日本人がなんで
例外的なウイスキーの飲み方を
しているか。

水割り。

もともと摂津酒造に就職した
竹鶴さんが最初に留学したのは
ローランド。

スコットランドはハイランドと
ローランドに分かれます。地域ね。

ローランドは水が悪い。3回蒸留します。

大麦で発行させたビールを蒸留機にかけると
ウイスキーの原酒ができます。

恵比寿ビールを蒸留機にかけると
ウイスキーの原酒ができます。

この原酒をシェリーの樽にいれて
倉庫で保管します。

だんだん琥珀色になって熟成する
ウイスキー。樽の中の原酒はどんどん
少なくなります。

消えていったウイスキーのことを
天使の取り分といいます。

アルコールを3回蒸留すると原酒に
個性がなくなります。甲類という酒に
分類されます。

日本では焼酎を甲類と乙類に分かれます。
甲類の代表は「いいちこ」乙類は個性豊かな
焼酎がたくさんありますよね。

ハイランドは原酒を寝かせて混ぜ物なしの
シングルモルトウイスキーと呼ばれます。

ローランドウイスキーは大半がブレンドです。
ロイヤルハウスホールド、バランタイン、ベル、
ジョニーウォーカーなど日本人になじみのある
名称のウイスキーは全部ブレンドです。

蒸留回数が少ないと個性豊かな香りがします。

この個性的な香りを楽しむ。

これが楽しいのですが、初めての方は
「消毒液みたい」といいます。

この消毒液くさいと称したのは
寿屋の鳥居さんでした。

水で薄めて飲む。
ここから始まるのです。

間違った飲み方の文化が日本流のウイスキー
の飲み方になります。

このことは明日書きます。

 

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