任天堂とNeNAの資本、業務提携 任天堂は危機を脱するのか?

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任天堂とディー・エヌ・エー(DeNA)は17日、資本・業務提携で合意した。スマートフォン向けゲームを共同開発すると発表した。任天堂はゲーム機の販売が急激に減少し売り上げが急落。その原因はスマホのゲームの台頭だった。

任天堂はスマホゲーム市場に初参入する。自社で開発したゲーム機を使うゲームが売れなくなった。スマホの台頭で2014年3月期まで3期連続で営業利益が赤字に陥っており方針転換を迫られていた。

両社は関係強化のため、株式を持ち合う。
任天堂はDeNA株の10%を、DeNAは任天堂株の1・24%を、それぞれ220億円で取得する。

任天堂の人気キャラクターを使いDeNAの技術力を組み合わせて、年内に新しいゲームを投入する。
今秋にもスマホやタブレット端末などの機器に対応した会員制サービスを始める。

東京都内で記者会見した任天堂の岩田聡社長は「双方の強みを生かして相乗効果を生み出せる。億単位の客に(ゲームを)楽しんでもらう」と述べた。

ゲーム市場の動向変化に対応が遅れてこのままだと企業存続の問題になりかねない状況だ。新興勢力であるガンホーは「パズドラ」というたった一つのアプリケーションで任天堂の年商を抜かした。そして、ほかのゲームメーカーもスマホでのゲームの売り上げで営業成績は絶好調だ。

任天堂の今後の動向に注目したい。

 

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