民法
日本国の民法は恐ろしいことに
ナポレオン法典の翻訳丸写しが80%だと。
法学者の話だが、どうやら本当みたいだ。
民法が制定されて120年間改訂されていなかった。
法務省は当初2009年をめどに民法を改定作業を
終えたい考えだった。
ところが、何が大変かというと120年前の法律を
現代社会に適応させるためには全面改訂が必要になる。
ところが、時間がない。
そのため、できるところから順番に改訂していく
路線に変更した。
例えば、マンション、アパートの敷金
契約条文に資金の30%は返しませんと書いてあっても
全額返ってくる。全額返金されない場合は、壁に穴をあけた
などの賃借人に重大な瑕疵(かし)があった場合のみ。
これまで、最高裁判例でマンションなどの敷金は修繕費ではない。
不動産物件の修繕費は賃借料に含まれるとしてきた。
いままで、ずっととられたな。悔しい感じ。
認知症の人が契約した売買契約に関しても
破棄できるようになる。
中古車を購入して、壊れた場合はどうなるか。
1年以内に壊れた場合の修繕費は、売り手の負担になる。
ネットオークションで買った商品が
不良品だった。
もしくは、壊れた。(落下させて壊した場合ではないですよ)
これは、売り手が修理する義務が生じる。
さあ、いい加減に売れませんよ。
ノークレーム ノーリーターンでお願いします。
これが、通じなくなる。
実にいい感じだ。
だいたい、ひどい出品者が多い。
具体的にこれから条文を詰める段階で
2015年2月の国会に改定案を
提出する予定。
法務省の諸君。
がんばってほしい。
もう泣き寝入りしなくてすむかも。
これって画期的だな。
というか。120年間よく放置してきましたね。
法治国家が民法を放置してどうしますか?