築地の豊ちゃん
創業家の最後の日
朝から大行列
この列は会社に間に合わない。
仕方がない。出直すか。
と、思ったら「今日は売り切れごめんだよ」
と若女将に言われ、焦る私。(*^^*)
お昼に行ったら列は少ないが、
なぜかフランス人ご一行が
並んでいる。
フランス人の皆様は、海老フライ
を注文していた。
これも、美味い。
でも、最後にたべたいのは
あのなんとも言えない美味さ。
アタマライスだ。
カツ丼のカツとご飯を別にした
まあ、カツ煮定食だ。
甘くなく、どちらかと言うと
辛いつゆで煮込むカツ。
でも、衣の硬さを維持する
微妙な技は25年作り続けた
技だな。
揚げ方はおいらが知る限り
30年はやっている。
豊ちゃん閉店の話を聞いて
駆けつけた顧客はみんな
ありがとうとばあちゃんに
挨拶していた。
朝は6時30分から、午後2時30分まで。
ほぼ毎日通っていたから、体重も
増えたな。確かに。
なに食べても美味しいお店が少ないが
ここは美味かった。
お新香は最高。
上新香
最後に食べたかった。
豊洲の新しい市場はフードコート
になるんだと。
このお店の楽しさは、
ばあちゃんと、若女将との
楽しい会話。
「最近どうだい。仕事は？電通が汐留に行ってから来ないな。アホみたいに食べる営業マン。減ったもんな体重。うちで毎日食べてれば太るよ。」
「やせてる営業マンはかっこ悪いと言ったのは誰だ」
「誰だい？そんなこと言ったのは？」
「え？、、、、、、」
「ものには限度があるだろ。体壊すまで食べる必要はないよ。オム、トンカツのっけ、リョウガケ。サラダ付き。味噌汁玉落ち。こんな注文するのは、あんただけだ。だいたい、卵が多い」
「よく、怒られてましたね」
「若さだな。今はこれぐらいで」
こんなこといいながら、食べていた。
だから、楽しかった。
最後の日は、すげ〜人。
やっぱり人気だな。
でも、ばあちゃん暇になるぞ。
家でゆっくりなんて出来ないだろ。
あれだけ大声出して仕事して。
元気だよ。
最後に
「ありがとう」
と言ったら
「私達はいなくなるけど、新しいオーナーで
豊ちゃんは続く。これからもよろしくお願いします。」
さあ、来月からの新生豊ちゃんは
どんな店になるかな？
揚げ方の兄ちゃんは、高円寺に店を出す。
その名も
あげものや
杉並区高円寺南４－29ー9
さあ、行くか。
高円寺に通うことになるな。
豊ちゃんの揚げ方独立。
この技があれば、儲かるよ。
本当にありがとう。
またね。
左しかあいていない。
ばあちゃん元気に。
若女将もありがとう。
これが美味い。普通の新香。
アタマ
最高だ。
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