苦痛を感じる仕事は適当にやっておく!

営業の最前線で戦ってきた社員がデスクワークにつくと苦痛だ。机に座っているだけで誰かに監視されている感じがするのだ。営業で帰ってきた夜に報告書を書き営業計画と部の達成ノルマに汗をかきながら戦ってきたものがデスクワークになると地獄だ。

社内で営業成績が10位以下になったことはなかった。
毎年表彰を受けてきた。同僚との話では接待が終わって
買えるJRの駅で突然倒れたと言っていたが記憶はない。

確かに、酒の席で笑顔をお客様と話をしながら
盃を酌み交わす営業は日本國だけのものだろうか。

多分そうかもしれない。
毎日、会社の金であったが役人や他の企業と
幹部と折衝することが仕事だった。

そんな生活が約20年続いて倒れた。
容赦なく会社は左遷する。

左遷された先は営業成績を集計する部署。
集計するだけでイライラしてくる。
営業成績の悪い社員がおかしい取引をしている。
これは危険だ。

これを指摘したら当該の部長はものすごく
嫌な顔をした。やばくても数字にする。
これがこの部長のやり方だろうと感じた。
ただの1回も架空取引などしたことないし
金が入らない仕事はやっていない。

やばいと思う部下がいたら呼び出して
営業手法をただし数字にするための
営業トークを鍛え直した。

それができない人間がなぜ部長職に
いるのかが不思議でならなかった。

デスクワークが苦痛でなく、営業成績表の
集計を行ってできない社員をどうして
何も対応しないで放置するのか。

これがイライラの元だし苦痛だった。
集計はExcelと管理コンピューターで
処理すれば8時間労働のうちたったの
3時間で終わっていた。

昼休み1時間で残り4時間はやることが
ないのだ。

元上司から「らくでいいだろう」と
言われた。「しばらく体を休ませろ」
とも言われた。

なれない定時退社をして速攻帰宅する
自分に違和感を感じていた。
気がつけば、自腹で一人飲みに行く
癖がついてしまった。

最初は金に余裕があったがある時
妻から苦言を呈された。

「デスクワークがクレジットカードで
飲まないでください」

確かに支払いはかなりの額になっていた。

やばい。

酒をやめるために
他になにか打ち込むことがないかと
本屋に言った。

何か資格でも取ろうかと
考えていたのだ。

紀伊國屋書店に行って
資格試験の参考書と問題集を
見ていたら眠くなってきた。

本屋を徘徊して全く関係のないと
思っていた分野の書棚に立っていた。

見てみると主婦が書いた本がベストセラー
になっていた。読んでみたら知らない
言葉が羅列されている。

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宇宙語が並んでいた。
読んてみて思ったのだ。
パソコン1台で稼げるとある。

嘘だ。

人間はひたいに汗して
稼ぐことしかしていなかった
私にとって苦痛以外のなにもの
でもなかったのだ。

不思議と気になった。
仮にこれで成功したら
営業職に戻らなくても稼げるでは
ないだろうか。

そう思ったら
やってみようかと思い始めた。
何から手を付けようか。

カフェで会社の帰り買った本を
読んでいた。

すると隣の学生君が一生懸命パソコンを
打ち込んでいる。

覗いてみると何やらサイトを作って
いるみたいだ。難しそうだった。

誰か教えてくれないか?

そう思って見ていたら学生君が
「あの、何か興味ありますか?」
と聞いてきたので
「すいません。ちょっとWebサイトを
つくるのは難しいのかなと思っていたら
すごいスピードで更新しているから
見とれていました」

「そうですか。難しくないですよ」

そう言われていろいろと
丁寧に教えてくれたのだ。

その学生さんにお金を払って
毎週習うことになったのだ。

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